生活習慣病とは
- 不健康的な生活習慣に起因して発症リスクが高まる病気です。糖尿病、高脂血症、高血圧などが代表的です。初期の段階であれば、患者さまが自ら生活習慣を見直すことによって改善することが出来ます。しかし、一旦、発症してしまうと完治が難しくなりますので、重症化する前に医療機関を受診することをお勧めいたします。
主な生活習慣病
高血圧
- 慢性的に血圧の高い状態が続くことにより、血管の内壁や中膜に負担がかかってしまう病気です。健康な人の血圧は、普段の最大血圧が140㎜Hg未満、最小血圧が90㎜Hg未満に留まっています。高血圧になると、これよりも高くなってしまい、様々な動脈硬化などのリスクが高まります。
- 血圧が高くなっても、初期の段階では特に自覚症状が出現しません。しかし、その間にも血管の内側は傷ついていきます。傷によって血管内が固くなって柔軟性を失った状態となり、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血などを発症しやすくなります。
- 高血圧となる原因は特定されていませんが、塩分摂取、肥満、喫煙、環境、遺伝、ストレスなどの要因が複雑に絡み合って血圧が上昇していくのだと考えられています。
糖尿病
- 膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンのひとつに「インスリン」があります。これは、血液中の血糖値が高くなり過ぎないよう調整する役目を担っています。
- 糖尿病は、何らかの原因でインスリンが不足したり、きちんと機能しなくなり、細胞内にブドウ糖(血糖)をうまく取り込めなくなる慢性疾患です。その結果、血液中に流れるブドウ糖が慢性的に増えて高血糖になり、様々な合併症を引き起こします。
- 特に注意しなくてはならないのが、①失明する危険のある「糖尿病網膜症」、②尿毒症や腎不全を併発しやすい「糖尿病性腎症」、③痛みや壊疽の原因となりうる「糖尿病性神経障害」です。これが糖尿病の3大合併症と言われています。
- 糖尿病性腎症では、腎臓の機能が著しく低下し、透析が必要となることもあります。そうすると、1週間のうち3日程度は半日がかりで人工透析を受けなくてはなりません。また、糖尿病網膜症では失明のリスクが高まりますし、糖尿病性神経障害は足の一部切断などの原因となります。このような事態を招かないよう、お早めに治療を受けるようにしましょう。
脂質異常症
- 血液の中には、何らかの形でコレステロールや中性脂肪などが含まれているのですが、食事の量が増えたり、運動不足などが続くと、コレステロールなどの値が正常値から外れてしまうことがあります。これが脂質異常症です。以前は「高脂血症」と呼ばれていましたが、コレステロールが高いことだけが問題ではないことが分かってきたため、脂質異常症と呼ぶようになりました。
- 脂質が基準値よりも多くなったり、逆に少なくなったりすると、動脈硬化などのリスクが増えてしまいます。さらに、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる病気にもかかりやすくなるのです。
- そのような状態をまねかないようにするには、食事に気を付け、運動も適度に行うことが大切です。特に、肉の脂身やバターなど、脂質の摂り過ぎには気を付けるべきです。お酒も飲み過ぎると中性脂肪を増やしますので、ほどほどにしましょう。
- 診療時間
- [診療時間] 9:00~12:00、14:00~17:30
[休診] 火曜午後・土曜午後・日曜祝日
- 院長
- 久保 一美
- 診療科目
- 内科、消化器内科
- 住所
- 〒511-0427 三重県いなべ市北勢町麻生田3593番地2
- 電話番号
- tel.0594-72-8880
[休診] 火曜午後・土曜午後・日曜祝日
診療時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日祝 |
9:00-12:00 |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
- |
14:00-17:30 |
◯ |
- |
◯ |
◯ |
◯ |
- |
- |
- tel.0594-72-8880
- PAGE TOP